22.みんな善き人哉。負け犬の遠吠え:みんな善き人哉。先週来『風邪』気味で推移している。 毎朝、起きるのが辛い。 『うつ』を疑ったりした。 そんな状態だから、逆に『時間休』を取りながらも極力出勤してきた。 前回、『うつ』で長期『休職』に追い込まれた、正しく職場復帰から4ヶ月目である。 『うつ』の気配を感じる時に『職場を休む』のは不安なもの。 『出勤』しながらでも『脳』や『身体』は回復するって自信が欲しかったのだ。 何のことは無い。 昨々日、長めの風呂に入った。 そしてマッサージ機に1時間も座っていると・・・。 昨日の朝、偏頭痛や執拗な耳鳴りは治まっていた。 『風邪』を引き、酷く肩が凝っていただけのようである。 今日は朝から非常に体調が良い。 だから安心して『休む』ことにした。 『ズル休み』である。 体調が悪いときに、職場を休むなんて勿体ない。 今日は、一日中、好きなことをしながら過ごす心算である。 『酷い肩凝り』は、今週月曜日の『緊急メッセージ』に原因があると思っている。 酷く辛い寝起きのまま、午後からは出勤するなんて状況で・・・ 時間に追われながら書いてしまった。 パソコンを閉じた途端に『頚』から『背中』にかけて酷い違和感があった。 まあ、あれから全く何も無い。 何も心配はなかったってことだろう。 スッカリ『安心』している。 『シタゴコロ』から、少々『残念』な気もするが・・・。 掲示板に書き込んでくれた方がいる。 そしてハッと気が付いた。 若しかして『世の中』には『善人』なんて云うモンが存在するんじゃないか?って。 私は元来『性悪説』の信奉者である。 法規や社会規範による『厳しい罰』で縛ってなきゃ、人間なんて『何をするか分からない』って思ってしまう。 特に我が日本民族は。 だから、私にとって『善人』なんて『絶滅危惧種』位に考えていた。 それが・・・居るのか? それも、ウジャウジャと・・・。 『クビ』になったとは告げられていないんで、私は未だ『コームイン』である。 世の中の人は、『コームイン』の仕事って・・・。 『住民票』なんかを無愛想に交付する・・・無駄話の合間に。 福祉なんかの相談の仕事をしてる・・・さも迷惑そうな顔をしながら。 なんて位にしか思っていない。 『間違い』ではない! でも、最も肝心なことが見落とされている。 『コームイン』には絶対に守らなければならない『掟』がある。 それは『何があっても裁判で負けちゃいけない』ってことである。 通常予算なら、『キチン』と処理されていれば、其れほど問題にされることはない。 でも、『裁判費用』ってのは、額の多少に関わらず『議会の承認』が必要になる。 単に各職場の予算項目の名称だけが羅列されているだけの『予算書』とは違って、『その案件』だけを書いた『特出し』で議会の承認を得なければならない。 スッゴク目立つんで、必ず議員の眼に留まる。 そうなると各職場の『一番の偉いさん』が『議会』で説明しなければならない。 『筋の通らない裁判費用』なんて『議会』から『大目玉を喰らう』ことになるのだ。 だから、『コームイン』は自分の仕事に関しては、常に裁判を意識している。 特に昨今では、組織は絶対に個人を守ってなんかくれない。 全てが『自己責任』である。 絶対に『瑕疵(かし:間違いってこと)』なんて見つけられちゃ困るんだ。 「人間、誰にだって間違いはある」 「間違って反省して人間は成長するんだ」 なんて民間企業の『キレイ事』は通用しない。 大商社の会長丹羽って人が言っていた。 「若い頃に数十億円の損失を出してしまった。」 「上司は、そんなことは『何の問題』でもない。」 「これから、その損失分を取り返せば良いだけのこと。」 ・・・。 『コームイン』の判断ミスで、『税金数十億円』なんて巨額の損失を出しても、『其れほど寛大で居てくれる』のだろうか? 『社会』ってモンは。 だから、仕事をしていて『起こる可能性がある問題は何か?』なんてズッと考えている。 そして、何時も『最悪の状態』を想定して仕事をすることになる。 私は『独り旅』が好きだ。 東欧、中東、亜細亜なんてのを廻っては楽しんでいた。 日本国から予約できるホテルなんて1泊1万円くらいは覚悟しなけりゃならない。 だから、ホテルなんて現地で探す。 2~3千円で泊まれる安ホテルなんかが何処にでもある。 『ベルリンの壁』が取っ払われたバカリで、その名残の瓦礫が『お土産』として売られていた頃のこと。 当時の『チェコスロバキア』の『ブラチスラバ(現在の『スロバキア』の首都)』なんて処をクリスマス・イブに彷徨っていた。 1 『ガイドブック(「地球の歩き方」)』にある『ツーリスト・インフォメーション(旅行案内所)』でホテルを紹介してもらう。 2 クリスマス・イブで『ツーリスト・インフォメーション』が閉まっていた場合には直接ホテルを当たる。 3 安ホテルが満員の場合、馬鹿高い外資系のホテルを当たる。 4 ホテルに泊まれない場合は夜行列車で夜を過ごす。 なんてことを事前に考えていた。 そして・・・。 案の定、『ツーリスト・インフォメーション』なんて鍵が掛かって誰も居ない。 全く充てにならないのだ。 『地球の歩き方』なんて・・・ホントに! 安ホテルを直接当たる。 『今日は休み!』だって断られる。 2つ目のホテル、3つ目のホテル・・・。 雪の降りしきる中、3時間位ホテルを探した。 『ウォーク・マン』を落として『カセット・テープ』挿入部大破。 雪水が染込んで足先の感覚が無い。 そして・・・足が攣る。 屈伸して『攣った足』を抑え、宥めながら唯只管に歩く。 屈伸する『間隔』が短くなっていく。 『クソみたいな街だ!』って何度も毒づいていた。 仕方ないので1泊1万円もする『外資系ホテル』(何と『西武』の系列だった!)に泊まることにする。 まあ、そこで現地駐在の日本人家族と知り合い、ホテルの支配人を交えて酒を飲むなんてことになったのだが・・・。 こんな具合に『如何対応するか』なんてことを、優先順位を付けながら、幾つも事前に考えておく。 そうでなけりゃ『独り旅』なんて危なくって出来やしない。 『独り旅』には『ライオンの蛮勇』なんて必要ないのだ。 『ウサギの臆病』で充分に足りる。 結局、私は『仕事』でも『旅』でも・・・。 『最悪の事態を想定して動くこと』が習慣になっている。 だから『善人なんて居ない』のである。 勿論、現実には『善い人』は居るし、『善い人』との出会いがあるから『旅』は止められない・・・。 実に『イイカゲン』な私は・・・。 『みんな善き人』なんて前提で仕事をすれば、『うつ』になるズーッと前に『クビ』になってただろうし・・・ 『みんな善き人』なんて前提で旅をすれば、ドッかの国の『肥やし』になってたことだろう。 そんな確信がある。 だから『最悪な状況を想定』してブログを書く。 『善人なんて居ない』って前提で! 『コイツは、何て下らないこと偉そうに言ってるんだ。バ~カ!』 読む人は、皆、そう思ってるんだって意識で書いている。 それが丁寧に書き込みされると・・・ 『非常に戸惑ってしまう』のである。 私は、日記を『うつ』関係に投稿している。 『うつ』や『うつに関心がある』人って・・・ ヒョッとして『善人』? ・・・私を除いては。 今、『絶滅危惧種』ばかりが大量に生息する『桃源郷』に居るような・・・。 ・・・いや『魔境』か。 だから酷く居心地が悪い。 だから敢えて高言する。 『世の中って、そんなに善人ばかりじゃない』んじゃないか? 『痛い目に会うかも知れないよ』って。 でも『善人』ってのを少しは信じてみたい気もする。 『騙される』方が、『人を騙す』よりはマシか!って。 ホ~ら騙された! ・・・なんて事を云いながら人を騙すんだ!私は。 少なくとも、私は『善人』なんかではない。 信じる信じないは貴方の勝手だが・・・。 |